140-衆-文教委員会-15号
1997年05月23日
石井郁子議員 討論部分 採決部分 会議録


平成九年五月二十三日(金曜日)
    午前九時三分開議
出席委員
  委員長 二田 孝治君
   理事 稲葉 大和君 理事 河村 建夫君
   理事 栗原 裕康君 理事 田中眞紀子君
   理事 佐藤 茂樹君 理事 藤村  修君
   理事 山元  勉君 理事 石井 郁子君
      岩永 峯一君    栗本慎一郎君
      佐田玄一郎君    阪上 善秀君
      島村 宜伸君    戸井田 徹君
      中山 成彬君    柳沢 伯夫君
      山口 泰明君    渡辺 博道君
      井上 義久君    池坊 保子君
      旭道山和泰君    西  博義君
      西岡 武夫君    三沢  淳君
      鳩山 邦夫君    肥田美代子君
      山原健二郎君    北沢 清功君
      堀込 征雄君
 出席国務大臣
        文 部 大 臣 小杉  隆君
 出席政府委員
        文部政務次官  佐田玄一郎君
        文部大臣官房長 佐藤 禎一君
        文部省体育局長 佐々木正峰君
 委員外の出席者
        議     員 島村 宜伸君
        議     員 河村 建夫君
        議     員 柳沢 伯夫君
        議     員 福留 泰蔵君
        議     員 松浪健四郎君
        議     員 大畠 章宏君
        議     員 小坂 憲次君
        参議院議員   木宮 和彦君
        参議院議員   馳   浩君
        参議院議員   山下 栄一君
        参議院議員   上山 和人君
        参議院議員   本岡 昭次君
        警察庁生活安全局少年課長   勝浦 敏行君
        文教委員会調査室長      岡村  豊君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 小委員会設置に関する件
 小委員会における参考人出頭要求に関する件
 学校図書館法の一部を改正する法律案(参議院提出、参法第四号)
 スポーツ振興投票の実施等に関する法律案(島村宜伸君外十二名提出、衆法第二一号)
 日本体育・学校健康センター法の一部を改正する法律案(島村宜伸君外十二名提出、衆法第二二号)
 スポーツ振興法の一部を改正する法律案(島村宜伸君外十二名提出、衆法第二三号)
     ――――◇―――――

○二田委員長 これより島村宜伸君外十二名提出、スポーツ振興投票の実施等に関する法律案、日本体育・学校健康センター法の一部を改正する法律案及びスポーツ振興法の一部を改正する法律案の答案を一括して議題といたします。

    ―――――――――――――

○二田委員長 これより三法律案を一括して討論に入ります。
 討論の申し出がありますので、順次これを許します。

○二田委員長 石井郁子君。

○石井(郁)委員 私は、日本共産党を代表して、スポーツ振興投票の実施等に関する法律案など三法案、いわゆるサッカーくじ法案に対し、反対の討論を行います。
 反対の最大の理由は、サッカーくじの導入が、何よりもフェアプレーの精神を大事にするスポーツをギャンブルで汚し、ゆがめるばかりでなく、愛好者の多数を占める青少年の夢を壊し、その健やかな成長に新たな障害を持ち込むからであります。
 サッカーくじは、サッカーゲームの勝敗を予想し、結果が的中すれば金銭を得るという紛れもないギャンブルです。これがJリーグに持ち込まれれば、試合の内容は二の次で、勝ち負けだけにこだわる風潮を助長するとともに、八首長の懸念など選手のプレーなどに少なからぬ影響を与え、Jリーグのスポーツとしての健全な発展をゆがめるものとなりかねません。こうした事態は、地域スポーツの振興、フェアプレー精神の尊重というJリーグの創設の精神にも反するものであります。
 また、我が国は世界一のギャンブル大国と言われ、その売り上げは三十三兆円を超えています。この中で、馬券などを高校生が買い、その金銭にまつわる青少年の恐喝事件などがいじめや暴力の原因の一つとなっています。これにサッカーくじが新たに加わることになれば、青少年に与える影響ははかり知れません。
 青少年の教育とスポーツの振興に責任を持つ文部省が、率先してサッカーくじの収益金の胴元になるなどということは、諸外国の例からいっても極めて異常であり、言語道断と言わざるを得ません。
 反対の第二の理由は、サッカーくじ導入が、スポーツ振興の財源は国の予算の増額という本筋を外れ、貧困なスポーツ予算の固定化あるいは削減につながりかねないという点であります。
 スポーツ振興と競技力向上のために必要な財源は、国の予算を増額することが基本であり、多く
の国民やスポーツ関係者の一致した要求でもあります。学校体育を除くスポーツ振興予算は、わずかに百七十億円足らずです。国の予算の〇・〇二%という低さで、ワールドサッカーのスタジアム一個もつくれない貧しさです。しかも年々削減されているのです。この全く貧困な予算を棚上げしてサッカーくじに頼ること自体、国のスポーツ振興に対する基本姿勢が厳しく問われなければなりません。
 しかも、国の予算は貧しいままサッカーくじを導入すれば、わずかな収益金に特定の議員や団体の利権がはびこり、文部省によるスポーツヘの統制が強まるおそれもあります。
 本法案に、PTAや女性団体、教育関係者、法曹界、スポーツ愛好者などから大きな反対の声が上がり、その声がますます国民各層に広がっているのは当然であります。
 そうした中で、我が党の徹底審議の要求にもかかわらず、わずか二時間四十分の審議で、国民の合意が全く得られていない本法案の採決を強行することは断じて許せないことを強調して、私の反対討論を終わります。(拍手)

○二田委員長 これにて討論は終局いたしました。
    ―――――――――――――

○二田委員長 これより三法律案について採決に入ります。
 まず、島村宜伸君外十二名提出、スポーツ振興投票の実施等に関する法律案について採決いたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕

○二田委員長 起立多数。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、島村宜伸君外十二名提出、日本体育・学校健康センター法の一部を改正する法律案について採決いたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕

○二田委員長 起立多数。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、島村宜伸君外十二名提出、スポーツ振興法の一部を改正する法律案について採決いたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕

○二田委員長 起立多数。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。


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