6月6日 文部科学委員会で質問

2001年6月7日「しんぶん赤旗」より

高校教育に重大な影響

教育改悪三法案 飛び入学無限定に拡大

衆院文部科学委石井議員が質問


 日本共産党の石井郁子議員は六日の衆院文部科学委員会で、教育改悪三法案が、これまで「教育上の例外措置」だった高校から大学への「飛び入学」の制限をゆるめ、短大や専門学校にまで入学対象を広げようとしている問題を質問しました。「大学からの青田買いを推進しかねないし、三年の高校教育に重大な影響を及ぼす」とのべました。

 飛び入学は、数学、物理の分野で、高校二年から大学院の博士課程のある四年制大学に入学できるという「例外措置」です。これにたいし教育の序列化に拍車をかけ、人間形成に必要な高校教育の三分の一を省略して「エリート教育」をすすめるなどの弊害に批判が続出。日本数学会や日本物理教育学会から「問題が大きい」と反対の声があがり、政府の審議会報告(中央教育審議会答申)も「天賦の才がありすぎ」るものへの「救済措置」などと適用を制限していました。

 今回の学校教育法「改正」案は、「特にすぐれた資質を有する」ものならば、数学、物理以外の全分野で飛び入学を可能とし、博士課程のある大学という制限も撤廃します。石井議員は「重大な変更ではないか」「無限定な拡大だ」とただしました。

 遠山敦子文部科学相は「中教審で飛び入学の将来的な対象拡大を検討するとの提言もいただいている」と答弁。石井議員は、教育改革国民会議(首相の私的諮問機関)で、飛び入学の制限見直しを求める同会議委員にたいし、当時の文部省大学課長が「そういうことであれば改めて中央教育審議会でご審議いただく」とのべていることを指摘。この政府の認識を「どこで変えたのか」と迫ると、遠山文部科学相は答えられませんでした。


会議録 文部科学委員会 6月6日 石井質問部分


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